商売道具もecoに
今日の名言
いくら人から言われても自分が気がつかないうちはどうにもなりませんが、自分でこうと気がついた日にゃこんな強いこたァない。
出典柳家小三治『小三治名席』、芝浜より。
4月は映画のプロモーション実験の監修が続くので、日ごろの科学実験の道具を使用しません。せっかくの機会なので実験道具を入れるスーツケースのメンテナンスをしています。
このスーツケースは8年以上使用を続けているので、部品がところどころ壊れてきています。壊れたキャスターなどをホームセンターで購入した部品で修理しながら8年以上同じものを使いづづけています。
最近は、スーツケースも安くなってきたので修理するより新しいものを購入したほうが楽で見た目もいいとは思うのですが。
10年くらい前に、子ども環境サミットというのがあり大学教授の先生と私がパネラーとして環境の話をしていく講座がありました。
最後に子ども達から、「先生達は日頃からどんな環境を意識した生活をしていますか?」という質問がありました。それまでかっこよく一人で10分以上「地球が大変だから環境を守らないといけない」と話をしていた大学教授の先生がしどろもどろになりながら「エ、エコカーにのっているかな」と一言で話が終わってしまいました。
その後も環境の専門家とお会いしても実践で環境活動を日ごろから意識している人は少ないなぁと感じることが時々あります。
私もスーパーやコンビニでビニール袋をもらうこともありますが、それをゴミ袋として再利用しています。自宅に太陽光パネルや蓄電池を設置したり、雨水をためてトイレの水に使用するなど、自分が無理に感じない範囲で環境を意識した生活をしています。
科学実験に使用している道具も修理しながら8年になりますが10年以上使うことを目標に新品でピカピカな道具でないかもしれませんが、愛着をもって使用しています。
人前で話をする上で言葉にしなくてもどこかで自然と伝わっていることは少なくない気がします。日頃から無理のない範囲で環境を意識した生活、活動を続けていけたらと思っています。