2022年度もよろしくお願いいたします
今日の名言
大切なのは何が起こったかということよりも それをどのように受け止めるかということだ
ネルソン・マンデラ(南アフリカ)
先日、家族で近所の県立公園にいくと、世界のサーカスで活躍しているメキシコ人のジャグリングパフォーマーが大道芸をしていました。コロナのためこの2年間サーカスが中止となり、まだ再開の目処が立たないため、韓国海苔の工場でアルバイトをしているそうです。
日本人のパフォーマーが「工場でアルバイトをするくらいなら、一緒に大道芸をしようよ」と声をかけて、サーカスの会場以外で今回初めての大道芸に挑戦したそうです。
らんま先生も以前から知っている世界レベルのパフォーマーで、大道芸が初めてといっても、クオリティの次元が突き抜けていました。日本語で伝えられない分、全身でパフォーマンスは楽しい!と表現していて、その気持ちがこちらにも伝わってきました。
世界レベルのパフォーマンスを間近で見れて感動した気持ちと、こんなすごいパフォーマーが、工場でのアルバイトを2年も続けているのかという切ない気持ちにもなり、彼らのステージをみていて涙が止まらなくなっていました。
日本のパフォーマーとも時々、電話などで連絡をとりあいますが「何のために練習を毎日しているのかわからなくなってくる」という切ない話を聞きます。
らんま先生も1月に入り、講演の数日前にコロナのため講演を中止するという連絡が何件か続きました。この2年で直前の中止に慣れてきていても、モチベーションを維持するのが少し厳しかったこともありました。
3月末の講演で、3月初めの時点の申し込みが10人程の会館がありました。直前で申し込みが急に増えて300人とほぼ満席になり講演もかなり盛り上がりました。現場のスタッフさんが告知を頑張ってくださったおかげだと思いますが、お客さんもまだコロナの影響で直前まで様子を見る方が多いのだとも感じました。
エンターテイメントは衣食住など必要なものに比べると、机に飾る花のようにあれば気持ちが豊かになりますが、必ず必要なものではないかもしれません。
しかし、コロナがこの先どうなろうとも、私も日々のトレーニングを大切にしつつ最新の環境、科学の見せ方を追求し、2022年度も一人でも多くの方にライブを楽しんでもらえるよう精進していけたらと思っています。