埼玉 高齢者施設、千葉子ども劇場
今日の名言
人生は、運命にふりまわされるあやつり人形。 だからこそ、その糸は自分の手で握ろう!
出典 こども菜根譚
7月3日(土)は、埼玉県の高齢者の方の入居施設で、レクリエーション的な要素を入れたテージをさせていただきました。普段のステージでは実施していないバルーンアートを使い、収縮の原理を利用した科学体操や、大きな風船を使い感覚を刺激するプログラムも実施させていただきました。高齢者の方とかかわらせていただくことで、いつものやり方が通用する部分と工夫が必要な部分を学ばせていただきました。
4日(日)は千葉の四街道の会館でのステージでした。会館の大ホールは800人以上を収容できますが、こういう時期なので半分の400名を募集したそうです。
前回ステージを行った時は、たしか150名程度の方が参加してくださっていました。今回、大ホールで実施すると聞いて、コロナが少しずつ落ち着いてきているとはいえ、有料講演で400名の募集をしても100名も来ていただけないと思っていました。
ですが、ありがたいことに400名のチケットは完売し、当日もキャンセル待ちの電話が朝から多くあったそうです。公演開始2時間前から「1番前で見たい!」とわざわざ並んでくださっている方もいました。ステージでは、コロナ前でも経験したことがないくらい大きな拍手をいただき盛り上がりました。
公演後にステージの片付けをしていると、「らんま先生の、人生やコロナの辛い経験を前向きにとらえて話している部分を聞いて、途中から涙があふれてきました」と涙ぐみながら声をかけにきてくださった保護者の方が数名いました。
コロナで子どもだけでなく、大人も感情を抑えて生活してきたと思います。私もコロナで100講演近くがキャンセルとなり、経済的な部分は厳しかったですが、動画やリモートの講演依頼はできる限り受けないようにしてきました。今まで私は、環境問題や実験だけでなく、自分の環境問題に対する想いや生き方もステージで伝えたいと活動をしてきましたが、動画やリモートでは、たとえ知識は伝えられても自分の想いまでは伝えにくいと感じたからです。
と思いつつも、心のどこかで生活のためにもっとリモート依頼を受けたほうが良かったかも、という不安も少しありました。昨日の千葉の講演で、お客さんと一緒に作るライブにこだわってきて良かったと感じさせてもらいました。
コロナを通して考える時間が増えたことで、環境問題だけでなく、将来の日本の現実を考えると子どもたちにお金の教育をする必要性も感じています。どういう伝え方が良いか今はまだ見えていませんが。
今後もプロの講師として、試行錯誤しながら、今より少しでも良い形を作っていきたいです。